刃物講習☆
5月18日(土)。
今日の午前中は珍しく、座学でした。
刃物講習〜。
農作業と刃物は切っても切れないご縁があります。
私たちが日々使っている三種の神器と言われる道具、
・ぎざ鎌
・はさみ
・中耕鎌;ちゅうこうがま
も、全部刃物。
毎年、高知県南国市にある土佐打刃物の鍛冶屋「トヨクニ」さんが、
刃物が作られる過程や研ぎ方などを講習してくれます。
今回はその4代目、晶之さんというの方に来て頂いたのですが
この方が、とても素敵でおもしろい方でした。
自分の仕事が心底好きなんだなぁ、
誇りを持っていて、なおかつ楽しんでいるんだなぁ、と感じる人って
なんというか、人としての在り方がとてもフラットで
周囲の人を惹きつける魅力が共通してあるような気がします。
国内での刃物の需要がめっきりへってしまった昨今も
伝統的な製法を守り、
質のよい刃物ならば世界に通じる、ということで世界中を飛び回っているそうです。
晶之さんが刃物について語るときの目はキラキラ。
刃物を扱う手先は、年季が入っていて独特。
そして、我らの寮から持ってきたさびさびのくたびれた包丁が
彼の手で研がれていくと、、、。
それはもう、生々しく美しい包丁になるのです。
まさに、死にかかっていたものが
本来の姿を取り戻して生き返った感じ。
包丁が「ずっとこうしてほしかったんだよ〜!」
と叫んでいるかのようでした。
これこそが、プロやなぁと。
自分はどうなんだと、、、思わず考えます。。
そんな晶之さん
まるっきりの逆光、さらに横向きですいません!
そして真剣に習う塾生。
毎日5分。
包丁を使ったあとに必ず研いでやれば
誰でも研ぎの名人になれる!という晶之さん。
まずは研ぎ石を買わないとな〜。