おじいちゃん☆おばあちゃん
4月21日
土佐から離れてしまうと
なかなか会えない祖父母に会いに行ってきました。
土佐からは車で1時間半ほどです。
父方の祖父母なのですが
とくに祖父は長寿の家系らしく
今年11月に誕生日を迎えると97歳になります。
若い時からお酒もたばこも大好きですが
今のところ喘息(!笑)くらいしか持病を持っていません。
4人兄弟の末っ子で
他の兄姉も皆100歳近くまで生き、大往生でなくなりました。
祖母は今年90歳。
私が小さい頃からお茶とお花の先生をしています。
正座の機会が多かったからかずっと膝を悪くし
3年前に股関節をいためて手術してからは
ベッドで寝起きする生活。
定期的なリハビリを続け、
ようやく歩行器を使って家の廊下を少し歩けるようになりました。
90歳のおばあちゃんを96歳のおじいちゃんがお世話しているという
今どきの老老介護。
しかし、さすが長年連れ添った夫婦だけあって
足腰元気だけど、少し物忘れがあるおじいちゃんと
足腰は不自由だけど、しゃっきり頭が冴えてるおばあちゃんとで
絶妙な生活が繰り広げられていました。
庭には、
昔からお茶やお花で使う花が今も健在。
それをおじいちゃんが摘んで
おばあちゃんが生けています。
↓ 私が差し入れた西洋の花と庭の花とのコラボレーション♪
台所では
おじいちゃんも真剣な面持ちで生け花中。
長年、おばあちゃんの生けるお花を見ていたからでしょう、
さりげなく空き瓶に生けるセンスが、とってもいい感じ。
「お花がみんなおじいちゃんの方を向いて笑ってくれとるんや」
と嬉しそうに自慢します。
人って、自然に触れたり
大好きなことをしている時というのは
老いてもきらきらしているんだなぁ、
素敵だなぁと感じました。
年老いて二人きりの生活。
きっと心細いことも多いことでしょう。
それでもおばあちゃんは
「今はおじいちゃんと二人、穏やかな毎日。
忙しい時にはできなかったけど
ようやく二人でゆっくり話もできるようになった。
結婚70年を過ぎてようやく
何でも言いたいことを言い合っていい夫婦になってきたと思う」
と言っていました。
不自由さはあるけれど、
できる範囲内の生活を受け入れて楽しんでいるふたりから
学ぶことはたくさんあるなぁと感じた一日でした。
京都に引っ越しても
もう少しちょこちょこ遊びに来よう。