もじゃふわ☆雑草と土
昨晩は1週間以上ぶりに雨が降りました。
畑に植えられたばかりの野菜たちとともに待ちに待った雨です。
が、降ったのはほんの少しだったようです。
ちょっと残念。
もう少し降ってほしかったなぁ。
野菜を作りはじめる前は
どのくらい晴れの日が続こうが、雨が続こうが
たいして気にならなかったのに
特に野菜の種をまいたり苗を植える春や秋は
はらはらするくらい天気が気になるようになってきました。
・・・いや。
はらはらはちょっと言い過ぎだ。
以前よりはかなり、くらいかしらねぇ。
この時期、スマホのお天気アプリを
1日に何度も見てしまうのは間違いないですが。
定植後、しっかり根を張ってもらうために
基本的に水やりはしていません。
なので、ちょうど前回の雨あがり直後に植えたピーマンたちは
湿った土からたくさん水を吸って晴天続きの中とても元気そうでしたが
トマトやきゅうりたちは水をほしがって
かなりしんどそうでした。
(見にくい写真ですが、右側がきゅうり、その左手がトマトくんたち)
昨晩の雨は少量ではありましたが恵みの雨には違いなかったようで、
もうダメかも?と思っていた拓司さんハウスのトマト苗たちが
今朝は元気な濃い色の新芽を出していました。
トマト、強いです。
そんな雨あがりの薄曇りのなか、
今日はさつまいもを植える畝の準備をしました。
緑肥を刈り敷いて夏野菜を植えているエリアは
畝立てをしていないので
きっとさつまいもには適さないだろうと思われ
去年畝立てをしてもらいナスとマメを作ったあと
冬の間ずっとほったらかしていた畝を使うことにしました。
土づくりのレベルとしてはまだまだだと思いますが
ぼうぼうに伸びた雑草を刈って土に触ってみると
思ったよりも柔らかい土になっていました。
夏に野菜を作り、その後雑草がすくすくと育っていた土は
たくさんの植物の根が張り耕され、生き物が住み、
田んぼから転換した直後とは全然違う状態になっているんだなぁと
改めて感動しました。
(この穴はモグラか?モグラも耕してくれていたのか??
それは困るなぁ〜。)
今年はサツマイモ苗の垂直植えにチャレンジしたいと思い、
畝を高くする前にとりあえず覆っていた雑草を刈っていくと
覆っている雑草の一部がとてもおもしろい。
もじゃもじゃした小さな雑草が
おそらく大きな雑草の下になって枯れており、
その下にふわふわした根っこ、そしてふわふわした土が出てきました。
触っていても楽しくなるくらい、もじゃふわなのです。
このもじゃふわがあることによって
土の湿度は保たれ、もじゃふわな根っこによって土の柔らかさや
排水もできていったのではないだろうか。。。
( ↓ 茶色く枯れているのが「もじゃ」。
見えませんがその下に「ふわ」な根っこ、そして土。 )
それにしても
こんな働きをしてくれていた、このもじゃふわのことを
私は「雑草」というくくりでしか知らない。
それでいいのか!
あまりにかなしいではないか〜!
ということで、帰ってからネットで調べてみました。
どうやら、「ノミノツヅリ」という名前のようです。
枯れる前の写真がなかったで
http://www.geocities.jp/wistariaphotography/weed.htmlよりお借りしました。
そうそう!
こんなふうに可愛らしい小さな花がたくさん咲いていたっけなぁ〜。
ノミノツヅリ。和名「蚤の綴り」。
蚤が着る短い衣のような小さな植物、という名前の意味だそうです。
畑の中の雑草と呼ばれているたくさんの植物のこと、
彼らと土の関係、そこに住む生き物のこと、
知らないことばかりですが
ちょっとずつでも知って馴染んでいきたいと思いました。
それが、おいしい野菜を作っていくことや
その野菜を愛情込めて誰かに届けていくことにつながっていく気がするなぁ。
何より畑にいることが
さらにウルトラ楽しくなっていくだろうと思うのであります!