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合鴨たちのことを☆(1)

米づくりの途中経過が

あまりにもなかったので少し補足です。

 

主に我が田んぼに今年もやって来てくれた

鴨ちゃんたちの話をしたいと思います。

 

住んでいる村の少し山手のほうに

趣味で合鴨を飼っている人がおられまして

「無農薬で米づくりしてるなら、

 我が家の合鴨ちゃんを就職させてみーひんか?」と

去年は4羽の合鴨を貸してくださいました。

 

↓ 去年最初にやって来たチロとクロ。

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合鴨とは、

野生の「マガモ」と「アヒル」の掛け合わせで生まれた鳥のことを言います。

ではアヒルは何か?と思ったら、実はこれも原種はマガモ

人の暮らしの中でより飼いやすいものを掛け合わせて育てていくうちに

飛び立たないように羽は小さく、

より卵をたくさん生むように、かつ食用として大きく育ったものが

アヒルと呼ばれるようになっていったそうです。

 

ヨーロッパや中国では何千年も前から

愛玩や食用、採卵などの目的でアヒルが飼われていたようですが、

日本にやって来たのは平安時代(らしい)。

当時冬しか飛来しないマガモは食用としてとても貴重だったので

常食できるアヒルは歓迎されたのではと思うのですが、

食べてみると脂肪分が多く日本人の味覚には合わなかったため

さらにマガモと掛け合わせてより好ましい肉感のアイガモが

作られるようになっていったのではないか、ということです。

 

こうして生まれたアイガモちゃんの見た目は

アヒルよりもずっとマガモに近いですが

やはり羽はとても小さく飛ぶことはできません。

さらには自分で産んだ卵を自分で温め孵化させるということも

残念ながらしません。

 

なので、このご近所の合鴨を飼っている方は

産み放たれた卵を自ら拾い、孵卵器に入れて孵化させ

さらには水中を泳ぐ訓練までさせて

アイガモちゃんを持って来てくれるのです。

趣味とはいえ、ものすごい手間暇がかかっています。。。

まさに育ての親!

 

 

アイガモを水田に放して米づくりに活用し始めたのは

安土桃山時代とも言われているので歴史は古いようですが

合鴨農法」として本格的にその方法が論じられたり

取り入れられるようになったのはここ数十年のことのようです。

 

水田に合鴨を放つ効果としては主に以下のことがあげられます。

 

*アイガモが、稲の生育に支障のある雑草や虫などを食べてくれる

*アイガモが水田を動き回ることによって土が撹拌され、

 適度な空気が入り稲の生育を促す

*また、土が撹拌されることによって雑草が生えにくくなる

*アイガモが水田の中に放つフンが養分になる

 

もちろん、この効果を発揮するには田んぼの広さに適した数のアイガモが必要で、

一反(約100×100㎡)あたり20羽程度が妥当とか。

 

我が家の田んぼはその7割半ほどなので、

ちゃんとしたアイガモ効果を期待するには少なくとも15羽以上は必要ですが、

 アイガモは孵化させることも、

無事に孵化したとしてもその後ある程度育てるのことも、

とても難しいようで、

「なんとか卵から孵ったんやけど、そのあとがあかんかったわー。」と

何度か飼い主さんから報告を受け

今年もやって来たのは4羽でした。

 

最初の2羽がやって来たのは、6月13日。

すでに1回目の除草を終えたあとでした。

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いきなり田んぼには放さず

田んぼにいつでも入れる場所に設置した、飼い主さん手づくりの小屋に入ってもらい、

水と鶏の餌を置いて様子を見ます。

 

生まれた時から親ガモではなくヒトに育てられているので、

ものすごく人懐っこく、鶏用のエサも食べ慣れています。

 

よしよし、しばらくそうしているのよ、

と小屋から離れ隣の畑で作業していると、

ぴーぴーと大きな鳴き声。

ヒトを親だと思って、甘えた声で鳴いてるなぁ。

かわいいやつらめ。。。と思っていたら、

 

なんと!

2羽とも小屋を囲っている網の外に出てきて

こちらに向かって歩いてくるではないですか!

 

↓ この小屋と囲っている網の中にいるはずが。。

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ぴーぴー!

お母さん、どこ行っちゃったの??

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これには本当にびっくりしました。

去年預かった合鴨ちゃんは、

たとえどんなにヒト恋しくても

網をくぐり抜けて近寄って来るような大胆さはありませんでした。

 

カモもそれぞれ個性があるんだなぁと納得、笑ってしまいました。

 

鳴いてる2羽を大慌てでつかまえて小屋に戻し、

くぐり抜けられないように板で敷居を作りました。

たのむでほんま〜。

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小さい頃からペット(特に犬!)を飼いたかったのですが

せがむたびに母から

「誰がお世話するの?結局はお母さんがすることになるでしょ!」と言われ

「うぐ〜・・・そうかも。。」とあきらめてしまったので

ペットは一度も飼ったことがなかったのですが

去年初めてアイガモちゃんと過ごし

自分の畑や田んぼにコミュニケーションができる生き物がいる

責任感と喜び、面白さを感じました。

 

今年は、このちょっと大胆な子たちとの愉快な日々が始まると思うと

とてもわくわくしました。

 

小屋から降りて囲ってある水田に入れるようになると

盛んに小さな水草を食べます。

どうやら大好物らしいです。

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あっという間に食べつくし

囲いの外の水草を食べたがるので

囲いは数日ではずし、自由に水田を動いてもらいます。

 

↓ まだ泳ぎ方がおぼつかず、必死で水中の足を動かしているので

      水面が激しく揺れています笑。かわいいピヨ子たちです。

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そんな中、2回目の除草に入りました。

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 愛用しているのは農家さんが昔々使っていた

水田用の除草器具。

 

去年は一般的なこちらも試してみましたが

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器具自体がとても重くて水田に沈み、押して進むだけでかなり重労働なので

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もっぱらこちらを愛用しています。

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裏面に簡易のギザギザが付いているだけなのでとても軽い!

ですが、大きく育ってしまった雑草を掻き取る威力はないので

とにかく芽が小さいうちに

丁寧に丁寧に除草に入ることがポイントかなと思います。

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去年も今年もこの除草機を使い

田植え後1週間〜10日の間に株間(縦方向)を

田植え後2週間〜20日の間に条間(横方向)を除草すれば

あとは稲が育って水面の光合成を遮る上、

水面を覆う小さな水草も育つので

この2回でほぼ完全に除草できています。

 

さてさて除草しているとこんなかわいいコが。

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うふふ。

オタマジャク子さんがケロ子に変身中〜。

稲の葉っぱでひとやすみ。

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そう、

カモ子さんたちはいてくれるのですが

何せ2羽ですし、小さくて行動範囲もまだ狭いので

残念ながらこの大事な時期の除草を任せられるほどではありません。。。

 

↓ 水中の虫などを食べることは自然に覚えていきます。

     羽に油分も回ってきて、雨が降ろうが潜ろうが濡れなくなってきました。

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伸び伸び過ごしてくれて嬉しいわー。

 

というわけで少し長くなりましたので

次回、お仲間2羽が追加でやってきたことを書きたいと思います。

 

See you!

祝☆今年の米づくり完了

昨日、無事に今年のお米の脱穀と籾摺りを終え

お米の収穫が完了ました〜!

 

脱穀」というのは

稲はもちろん麦や大豆、小豆などの穀物の実を茎からはずすこと。

稲の場合、稲穂の茎からはずした実のことを「籾(もみ)」と言います。

そして「籾摺り(もみすり)」とは

その籾から籾殻を取り除いて玄米の状態にする作業のことです。

 

「籾」はつまりそのまま「実」なので

これを土に蒔くと芽が出てくる「種」でもあります。

お米の種は、なので「種籾(たねもみ)」とも言います。

 

↓ こちらが籾摺り前の籾殻がついた種、「籾」。

  所々ヒゲのようなものが付いてますが、これは「ノゲ」と呼ばれるもので

  種が植物や動物の毛に絡まって拡散しやすいように、ギザギザがついています。

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さて。今年の稲刈りから振り返りたいと思います。

 

去年は田植え日から4ヶ月後の9月末に稲刈り日を設定したのですが

少し遅すぎて乾燥が進みすぎたなぁ、今年はちょっと考えたいなぁと思っていました。

 

通常、脱穀する時点でのお米(籾)の水分含有量は約15%程度が

その後の貯蔵や食味上、最もよい状態だとされています。

稲刈りする時点での水分は約20〜30%。

稲木干ししない通常のお米農家さんは、その籾を乾燥機にかけて乾燥させ

15%程度の水分量にまで乾かすという作業をされています。

 

少し余談ですが、

ひと昔前の乾燥機は単純に高温で加温することによる乾燥方法だったので

籾の外側が乾燥しても中が十分乾燥しておらず、

貯蔵中に品質が劣化することもあったそうです。

が、最近の乾燥機は遠赤外線を取り入れており、

低温でじっくり、より自然乾燥に近い状態で籾の中心部もしっかり乾燥させて

食味が落ちない方法が取り入れられているようです。

高価な農機具も日々進歩しているんですね。

 

さてさて、

去年は9月以降カラッとした晴天、かつ暖かな日が多かったため

刈り取る時点ですでにかなり稲穂が乾燥しており水分量は18〜16%。

稲木に干したあともずっと晴天続きで

約10日間ほど干した籾は14〜12%にまで水分量が下がってしまいました。

なので今年はもう少し早めに刈り、

少なくとも2週間は稲木に干してゆっくり乾燥・追熟させたいなぁと考えていました。

(追熟とは、収穫したものを一定期間置いて熟成させることを言いますが、

 稲の場合逆さにして干すことによって根元の栄養分が穂先に回り、

 よりおいしいお米になると言われています。)

 

稲刈りのベストタイミングを計る上でもう一つのポイントは

稲穂の茎の色があります。

 

籾がついている茎の部分は、穂先から太い茎に向かって

緑色から茶色へと徐々に変わっていくのですが

これが穂先3分の2程度茶色になった頃合いが稲刈りのベストタイミングと

されています。

 

↓ わかりやすい写真がなかったのでネットからいただきました。

  こちらは茎がまだすべて緑色の状態。稲刈りにはまだ早いかな。

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↓ 変わってこちらは、すべて茶色になったもの。

  ここまで茶色いと稲刈りのタイミングとしてはちょっと遅いと思われます。

 (去年はまさにこれに近い状態での稲刈りでした。)

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今年の稲刈りは田植え後3ヶ月と3週間、

種まきからは約5ヶ月たった日程を予定し

あとは稲穂の具合とお天気を見ながら行うことにしました。

 

が、

天気というものは毎年毎年本当に違うんですね。

そしていつも「今年は異常気象だ〜!」とニュースされているような気がしますが

何十年も、もしかしたら100年以上も前から

人々はそうやって騒ぎながら思うようにならない天候とつきあって来たのでは?

と思います。

 

今年は9月になってから台風が次々とやってきました。

さらには、台風が過ぎても台風一過の晴天にはならずに

秋雨前線がずぅ〜っと停滞して素晴らしく長いしとしと雨が続きました。

稲刈りができないばかりでなく

家の中のあらゆるものがカビていくという事態にもなりました。。

 

9月17〜18日の稲刈り予定日を前に

借りてきた三脚で稲木を作りました。

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しかし天気予報はほぼ100%の雨予報。

「稲刈りしてみたい!」とわざわざ大阪から助っ人に来てくれた両親ですが

ほどなく雨が降ってきてほんの束の間の稲刈り体験でした。

 

↓ 家の小さな庭で家庭菜園を楽しんでいる母は、とてもいきいき。

 「もっと刈りたい〜」と雨を残念がっていました。

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↓ 一方稲刈りにあまり興味のない父(母に連れてこられた)は、ものの5分で

 「もうええんちゃう〜」とまさかの発言。思わず笑ってしまいました。

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写真を見てお気づきかもわかりませんが

今年の稲はとてもひょろ長く育ってしまいました。

去年と比べると5〜10cmは背が高く、分蘖(ぶんげつ;苗の根元から枝分かれすること)も少ないのです。

その原因をいろいろと考えています。

 

*昨年は、減農薬で慣行栽培をされていた農家さんの肥料が残っていたが

今年は無肥料で育てたために栄養分が足りなかったのか?

*初期もしくは中干し後の水管理が深すぎたからか?

*春起こしのときに多めの米ぬかを撒いたが、それが分解され栄養となるのに時間がかかったのか?米ぬかは秋起こし時に撒く方がよかったか?

 

肥料の有無に対する影響としては

来年度も続けて無肥料で米作りをすることで少しわかってくるかもしれません。

もう少し時間をかけて考察を続けたいと思います。

 

そんなことでひょろ長く育った稲ですので、

たびたびやってきた台風によりかなり倒伏しました。

 

日のあたりにくい西側は真っ先に

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比較的分蘖の多い東側も一部倒れていました。

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あとから稲刈り時に確認できたことですが

どうやら電柵を飛び越えて入ってきた鹿が田んぼを横断した形跡もあり

自然の倒伏だけではない痕跡もありました。

かわいそうに踏み倒された稲穂は泥に埋まっていました。。

そして、倒伏して地面に穂先が着いたまま時間が経ってしまった籾からは、

もじゃもじゃと新芽が出ていました。

 

種だものね。水分と土があれば芽が出るのは当たり前!

だけど、こうなってしまった部分はさすがに食べれないか。。。と思いきや、

わざと籾から芽を出して「スプラウト」として食する人もいると教えてもらいました。

私はちょっと試す気持ちにはなりませんでしたが。

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さて、その後稲刈りは1週間天気を待つことになったため

今年も茎がほぼ全体に茶色に近い状態での刈り取りになりました。

予定していた日とは別日になったこともあり手刈りの助っ人は少人数。

地元の友だちと、大阪・滋賀から大学のサイクリング部時代の先輩後輩が、

田植えに引き続いてわざわざ日帰りでやってきてくれました。

 

9月24日、待ちに待った晴天!

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嬉々として手伝ってくれた母や地元女性を見てるとほんとにたくましい。笑

というか、きっとこういう作業は男性よりも女性が好むのかな?

「ずっとジメジメした天気で家にこもってたから、

 お日様を浴びて肉体労働、気持ちええわ〜!」

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無言でせっせと稲を束ねてくれた後輩くん。

都会で日々がんばって働く彼女にとってもいい息抜き日になっていたらいいなぁ。

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わずか7畝半の小さな田んぼ1枚ですが人数が少ないので1日では終わらず、

翌日、その翌々日と3日がかりの稲刈りになりました。

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人手が少ないことを聞いて急遽助っ人に来てくれた

村の区長さんや近所のお米農家さん。

人数がいると作業がススム、ススム〜!ありがとうございます!

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今年は友だちが簡易のワンタッチテントとアウトドア用テーブルを貸してくれたので、

日陰で水分補給&お菓子をつまみながら休憩タイムも楽しみました。

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15人以上が入れ替わり立ち代り手伝いに来てくれて1日で終わった去年とは大違いでしたが、こんなふうに少数でのんびりまったりする稲刈りも

個人的には好きだなぁと思いました。

(助っ人メンバーは大変だったと思いますが。。)

 

よーし残りわずかだ〜!

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今年は去年の反省から中干しをしましたが、

その後の雨続きで再び田んぼはぬかるみ、去年同様足場が悪い。

そこを行ったり来たり稲を運ぶ作業は本当に大変でした。

 

来年も作るとしたら、中干しだけでなく溝切り(溜まった水の通り道を作ること)も

必要だと痛感しました。

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3日目の夕方、なんとかすべての稲を干し終えました。

今年は稲木干しの後も雨がたびたび振り、一日中カラッとした晴天はほとんどなかったため、約3週間干してようやく水分量が16〜15%に。

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脱穀し、籾を乾燥機に入れて水分量を確認してみると

15〜15.5%でほぼベストな状態。よかった。。

 

2年目の米作りの試行錯誤が終わり、ようやくお米の収穫が完了しました。

たった2回目のチャレンジですが、

1回目とは全然違う経験になり、おもしろいものだなぁと思います。

一人目と二人目の子育てが全然違う、みたいなものでしょうか。

その度に発見や驚き、学びや喜びがあるのかなと思います。

来年はまた、1回目とも2回目とも違うことが起こってくるのでしょう。

楽しみです。

 

さて、後日談ですが、

情けなくも私は、稲刈りを終えて激しい腰痛になってしまい

2週間近くほぼ寝たきりな生活を送っていました。。。

(ギクっときたギックリ腰ではないのですが、どんな体勢でも痛くて痛くて、

 眠れないほどの腰痛でした。。)

痛みで眠れないってつらいですね。

腰をかばって動こうとして、足や腕などのいたるところが筋肉痛になり

途中、どこがどう痛いのかわからなくなるほどでした。

 

稲刈り作業中、腰に意識を向けることなく酷使してしまっただけでなく

夏の間、毎日畑仕事をしていた疲れが溜まっていたり

考えても仕方のないようなことをぐちぐち考えてしまっていたり、、

いろんなことがたまっていたのかな、と思います。

 

自分のなかにたまっていくものに対してもう少し自覚できるように

そして積極的に発散できる手立てを持ちたい!と思います。

 

最後に、動けない私に代わって仕事のあと毎日晩ご飯を作ってくれた相棒に

敬意と感謝を表して。。。

おいしいご飯をどうもありがとう〜。

 

「おかゆとお味噌汁が食べたい」というリクエストに応えてもらった日。

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ある日の朝食。

少し元気になって来たのでパン屋さんで買った豆パンを焼き直して。

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「おいしい」は力になるなぁ。

一緒に「おいしいねぇ」と言い合える人がいるということも

改めてとてもありがたいことだと思いました。

 

以上!

自分を生きる☆感覚

久しぶりの投稿になりました。

あぁ、でも私にとってこうして思いを文字にする場所があることは

とても幸せなことだなと思います。

 

台風がいくつか通り過ぎて

京都の日本海側にある丹後は、朝晩すっかり涼しくなってきました。

駆け抜けた夏が終わっていきます。

 

6月の「初収穫」以降、全くブログを書いていなかったのですが

今年の夏野菜はとても順調に育ち、

本当にたくさんの実りと喜びを与えてくれました。

 

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初秋を迎え

そんな野菜たちが少しずつ少しずつ

また土に還る準備を始めています。

 

実りに実ってくれたきゅうりもトマトも

こんな感じになってきました。

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(ここのトマトは年老いるというよりは、

 若干、紫蘇と根域争いをして敗れた感が伺えます。)

 

この植物たちの、野菜の苗たちの

土に還っていく姿が、私は好きです。

好きと言っては失礼になるのかな、

もしかしたら野菜たちは苦しいようと言ってるかもしれないですね。

 

高知の土佐自然塾にいた時

同じように実りに実ったナスたちが徐々に実を小さく細くし

葉が落ち、枝だけになっていく様子を見て

自分たちが種から育てた植物が大きく育ち、

老いていく姿を始めて見せてもらいました。

あまりに自然なさまに心が熱くなりました。

 

人も含めて生き物はみんな、

こうして生まれて、終わっていっていいんだと

ほっとするような気持ちになったのかもしれません。

 

 

久しぶりにブログを更新すべくパソコンを開いたのには

もちろん理由があります。

忙しさにかまけてしっかり覗いていなかった自分の心と

久しぶりに再会したような気持ちになり

それを文章にして表現したいと思ったからです。

 

毎日畑作業をしたり、何十年ぶりかで1泊登山をしてきたこともあり

富山県立山に行ってきました。素晴らしかったこの日のこともいづれ!)

少し疲れが溜まっていたのでしょうか、

先週末、初めて経験するほどのひどい腹痛で寝込んでいました。

仕事帰りの相棒に無理を言って救急の病院に連れて行ってもらい

診察してもらった結果は、腸炎

腸炎??

、、、腸炎ってこんなにつらいんですね。

 

自分が救急外来に勤めていたときは

「なんだ、また急性胃腸炎か」と軽く見てしまうほど馴染み深かった診断名。

実際に自分が罹ってみるとなんとしんどいことでしょう。

 

結局、家で丸々4日間ずーっと寝ていました。

昨日、ようやく少しずつ仕事を再開したところです。

 

 

アトピーがひどくなって助産師の仕事を休職したころから

自分の中の「疲れ」や「不調の兆し」の感覚がよくわからなくなっています。

 

アトピーが治ってきたころにお世話になった土佐自然塾でも

毎日の農作業で溜まった疲れがピークに達すると

月に一度くらいの割合でバタンと倒れるように休んでいました。

午前中の作業を終えてみんなで帰ってきたら食堂でのお昼ご飯、

なのですがそこまで行き着かず、

空いている部屋で横にならせてもらい、そのまま起き上がれませんでした。

そして一度倒れると3日間くらいはずっと寝っぱなし。

軽い頭痛があったり微熱があったりはするものの特別な症状はありません。

本当にただ、疲れが貯まりきって振り切れた状態だったんだと思います。

 

昔なら、

「あ、しんどいな、ちょっと今日は早く休もうかな」と

自分の感覚をもとに、社会生活に支障がないように調整していたと思うのですが

土佐での生活を含めここ3年くらい、それができていません。

丹後に来てからも、頻度は減ってきているものの

やはりそういうことがあります。

 

以前のような「単なる疲労の蓄積」だけでなく

例えば強い頭痛とか、今回のような激しい腹痛とか、

はっきり自覚できる症状を伴うことも出てくるようになりました。

それがいい傾向なのかどうかはわかりませんが

気をつけているつもりでもこうしたことが繰り返して起こると

「あぁ、また倒れてしまった」という不甲斐なさと同時に

社会生活をしていく上での不安がよぎります。

 

今のような、比較的自由がきく仕事であれば

それほどたくさんの人に迷惑をかけるわけではないですが

例えば助産師として再び働く、

またはどこかの誰かに雇ってもらう、という立場になると

こう倒れてばかりはいられなくなるでしょう。

いや、その前に雇ってもらえないでしょうか。

 

 

腹痛がだいぶ落ち着いてきたころ

倒れてしまって落ち込む気分を紛らわそうと

数日前に図書館で借りてきた本を布団の中で読みました。

 

決して広くない峰山図書館を歩きながら

「あ、今はこういうものが読みたいんだわ」と思って探した本が

ヨーロッパの紀行文的なものに加えて、

その土地のおいしいものが紹介されているものでした。

 

こちらの2冊。

 

『北仏ブルターニュの四季物語』石澤季里著 PHP研究所

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『小さな家とスイスの朝食』堀井和子著 KKベストセラーズ

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特別感動的なエピソードがあるわけではないですが

書き手の方の淡々とした文章の中に

異国の暮らしや文化に触れて生き生きと心躍る様子があり

わぁ食べてみたい!と思えるようなおいしそうな食べ物の描写があったりして

読んでいるうちに自然と心がほどけていくようでした。

 

久しくヨーロッパには行っていませんし

個人的に行くならば欧米よりもアジアがいいなとずっと思っていたのですが、

とてもとても行ってみたくなりました。

 

そんな思いから

今ヨーロッパで暮らしたり活躍している日本人女性って誰がいるだろう?

今のヨーロッパのファッションはどんなだろう?

カフェやマーケットはどんな感じだろう?と調べてみたり、

普段ほとんど見ることのない動画を検索して見たりしている自分がいました。

 

「あれ、どうしてこんなにヨーロッパに夢中になってるんだろう」

と落ち着いて考えてみると

例えばもちろん街並みとか風景とかおしゃれな人たちとか、

日本にないものに対して(特に丹後には縁遠いと感じている部分に対して)

とてもワクワクするというのはありますが、

それが最大のヒットではないことに気づきました。

 

そこで暮らしている人たちの

「楽しく暮らすようす」

「幸せそうなようす」

(もちろん「おいしそうなようす」)

さらに、

「家族とともにいて、かつ自分自身として生きているようす」

にとても心惹かれて

あぁ、私もそのように生きたい、暮らしたい、という思いが

それらの映像を見ながらフツフツと

いやコンコンと枯れた泉のようなところから湧き出ていたもようでした。

 

 

そんな自分を自覚すると

「楽しく暮らそう」

「幸せでいよう」

という当たり前の欲求よりも

「こうしなくちゃいけないんじゃないか」や

「こうあるべきだ」が

自分の中を大きく占領したまま生活していたように思います。

 

もちろん、日々の畑作業は楽しく、仕事もまずまず。

ALL Tangoでの時間も、連れて行ってもらった登山も

とても楽しかったし充実した毎日であることは間違いないのですが

心をときめかせていたり夢中になっていたかというと、

そうではなかったかもしれません。

 

いえ、

日々の生活に心ときめかせる必要があるかというとそういうことではなく、

大事なのは、自分の心ときめく一部分

(私の場合はそれが「楽しいな」「幸せだな」に繋がっているのだと思うのですが)

を無自覚になくしていたということかなと思います。

 

私が昔から心ときめかせていたものというと

美しかったりきれいなものを見ること。

例えば美術館や博物館で、絵や陶器や仏像などを見ること。

絵やイラストを描いたり色を塗ったりすること。

編み物や縫い物を色とりどりに自由にすること。

落ち着けるカフェで本や雑誌を読んだり文章を描いたりして過ごすこと。

こうして時々心を込めてブログを書き自分を表現すること。

 

そして、すっかり本棚に眠っていたこれ。

 

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いえ、別に小泉今日子さんのファンではありません。

 

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20代〜30代の頃、

ときどき買った女性誌やファッション雑誌を

もういらないかな、捨てようかなという時に

気に入った箇所だけ切りとって作ったスクラップブック。

 

何をどう貼ったら1枚1枚がさらに心躍るものになるか。

配置や色合いを考えて

あーでもないこーでもないと貼っていくのでとても時間がかかっていました。

しかしそうして完成した1ページは、私にとって特別なもの。

 

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20年も前のものもあるのに

今見ても全く古くさく感じないことに少し驚きました。

ページをめくるたびに

色合いや表情や美しさに心ときめいていたのと全く同じで

やっぱり今見ても心うきうき、わくわくします。

 

すっかり忘れていましたが、

切り取ったまま貼り付けていない切り抜きが

まだまだたくさんクリアファイルに残されていました。

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あぁ、こういう時間が大好きだったなぁと思い出しました。

 

自分をこんなふうにわくわくさせて解放させてくれるものの存在を

最近はあまり大事にしていなかったなぁ。

 

ひいて言えば

自分の心を覗いて絶えず会話していないと見えてこないこと、

自分がどんな暮らしをしたいのか

どんなふうに生きていきたいのかについて

考え続けていくこと、イメージし続けていくことを

少しおろそかにしていたかもしれません。

 

 ヨーロッパのどこかでぴかぴかにっこりしてる

おちゃめでおしゃれなおばあちゃんも

日々の暮らしの中では大変なことや泣きたいこと

愚痴を言いたいこともつつけば山ほどあるかもしれない。

いろんなことがあるのは私と同じだと思います。

 

それでも、

「毎日を楽しんで生きよう」

「ぴかぴかおしゃれをしよう」

「笑ってジョークを言っていよう」

「幸せでいよう」

ということは、自分が決めること。

 

それにはやっぱり

まずは時々バタンキューしてしまう今の自分をそのまま受け入れて

大事にしていくことからしか始められないのかもしれません。

 

 

どうもありがとう、を

自分のまわりの全ての人やものたちに、

そして自分自身に。

初☆収穫

田んぼの作業と並行して

畑での野菜作りもぼちぼちと進んでいます。

 

梅雨に入ってから

わりといい感じに雨が降ったり止んだりしてくれているので

野菜の苗も根を張って伸び伸びと育っています。

なかでもトマトはあっとう間に茂ってきたため

先日あわてて支柱を追加し、整枝と誘引をしました。

 

わしゃ〜となってしまったトマト。

ほっておくとどんどんと手がつけられない状態に育っていきます。

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とは言うものの、

わしゃ〜っと育ってくれるということは、

育つだけの土壌である、ということ。

元肥やクラツキなどを全く施さずに定植しましたが

こんなふうに旺盛に育ってくれているのは

やはり1年かけての緑肥栽培した効果なのかもしれません。

明らかに、田んぼ転換1年目の去年とは違うのですが

このまま順調に育つのか、

それとも追肥が必要なシグナルが出てくるのか

見守っていきたいと思います。

 

さて。

いろいろ迷いましたが、結局トマトの支柱はX字型にしました。

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 基本的に2本仕立てにして整枝、誘引。

かなりすっきりいい感じになりました。

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ずーっと植えるタイミングを逸していて

植えて植えてと言っていた落花生は

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ナスとの相性がいいということで

ナスの株もと近くに植えました。

去年はほとんど収穫できませんでしたが

今年はおつまみ程度に食べられるかな。

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そして、初挑戦のきゅうりが真っ先に実り、初収穫しました。

苗の育ちを優先させるために

5節までは摘果してきたので6節目での実りです。

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小さいながらもナスや

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ピーマンなども少しずつ実をつけはじめました。

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さあ、では今晩はこの収穫したばかりのきゅうりを主役にして

晩ご飯。

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じゃがいもよりきゅうりが多いんじゃないかというほどきゅうりを入れた具だくさんポテトサラダと塩ずりしたきゅうりスティック。

そして相棒が飲み会のおすそ分けに持って帰ってきてくれた

岩鯛の煮付けとアジの南蛮漬け。

これは伊根の若い漁師さんが手作りしてくださったもの。

見てくれは悪いですが(単に盛り付けが下手っぴなだけですが)

とてもとてもおいしかったです。

ごちそうさまでした〜。

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除草1回目☆つみれ汁

田植えから1週間後の日曜日、

予定通り1回目の田んぼの除草をしました。

 

今年は、

特に水位が低い部分の雑草がものすごい勢いで生えていました。

 

水田の雑草の代表格はコナギ。

写真は一つの根っこから放射状に葉が伸びて

本葉が水面上に表れているコナギです。

こうなると、すでに土の中にかなり根をはっているので

手で根こそぎ抜いてやらないと後々大変なことになります。

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1条ずつ、除草機を使って土を掻き、根ごと雑草を浮かしていくのですが、

今年は田植えのお手伝いをしてくださった方々に除草機を見てもらい

「この除草機が通れるように等間隔で植えてください!」とお願いしたので

すべての条間をしっかり除草機で通ることができました。

去年はそれがしづらく少し大変だったので、

今年はなんて素晴らしいんだ〜!と感謝しながら除草しました。

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除草機を片手で押して歩きつつ

見つけた雑草をもう片方の手で抜き取って畦に投げる作業をしていると

田靴を履いているズボンも手もシャツも泥だらけ。

 

そのため、うわちゃ〜と生えてしまった雑草の群れや

泥がついた雑草を畦に投げまくって

畦に咲いていた花菖蒲まで泥まみれになった様子など

イムリーな写真が一枚も撮れませんでした。。。ざんねん。

 

それでも、1日半かかって全ての条間に除草機を通すことができ

なんとかやれやれ1回目の除草は予定通り完了しました。

2回目は、田植え後2週間〜20日。

次の日曜日頃に行う予定です。

 

今回、昨年よりもたくさんのコナギが生えてしまった原因として、

田植え後の水位を去年より低くしていたため

特に水が浅い部分の水温がかなり高くなっていたこと、

除草を兼ねた植え代かき時にしっかり水を張る時間を取らず

水位が不十分な状態でトラクターで耕運したため

除草がしっかり行えていなかったこと、

などが考えられました。

 

そうなったのはそもそも、

2年目の気のゆるみのようなものがあったからかもしれないと思います。

 

去年は、米作り初挑戦で何もかもがドキドキ。

ひとつひとつの作業を念入りに確認しながら行っていましたが

今年は「たぶん大丈夫」「確か去年もこうやったはず」と

不確かな認識のまま作業を進めてしまいました。

 

その結果が、こうしてすぐに表れて返って来る。

 

作物を育てることは、本当にそのときのそのままの自分が表れるんだな、

だから同じ野菜を同じ方法で作っても

人が違うと違った味がするのかな。

とても奥深いし、おもしろいことだなぁと思いました。

もしかしたら、

人間の営みのあらゆることに言えることなのかもしれません。

 

 

そんなことを考えつつ、へとへとになって家に帰ると

相棒がとーーっても新鮮な真鰯と鯖を買ってきてくれました。

目も皮もキラッキラ。

 

さぁーて、じゃあ晩ご飯は何にしようかしら?と考えて

真鰯は3枚におろして生姜とネギと一緒に叩き、

アラをだしにしてつみれ汁に。

鯖は内臓をとって塩をし、焼き塩鯖にすることにしました。

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つみれ汁なんておそらく人生初挑戦ですが

今はネットでレシピが検索できるので本当に助かります。

 

畑でとれたスナップえんどうを塩茹でし、

自然耕房あおきさんからいただいた新玉ねぎと一緒に。

 

明日も一日がんばるぞと力が湧くような

とてもおいしい晩ご飯でした。

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伊根へ☆休みの一日

田植えを終えて休みの一日、

家から車で45分ほどのところにある

丹後半島の北東、伊根町に行ってきました。

 

海を眺められる斜面の畑に

約10年前から農園をされているご夫婦を訪問。

農園内に手づくりされたピザ窯で焼いたピザをいただき

野菜や果樹、山菜や花など多種類の栽培をされている

農園を見せていただきました。

 

奥さんが作ってくださったピザ生地に

買って行った野菜やへしこ、ベーコンなどをトッピング。

1時間以上前から薪で火をおこし温めていたピザ窯に

5〜6分入れて焼き上がりました。

ふっくらした生地は外がカリッとして中はもっちり。

とってもおいしかったです。

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残念ながら農園の写真を撮り忘れてしまったのですが

バラエティに富んだ農園の見学は

私の発想には全くない要素がたくさんあって刺激を受けました。

 

「1年中、何かしら収穫して食べれるようにする。」

「自分が食べたいものをつくる」

というポリシーのもと、所狭しと様々な野菜や果物、椎茸の原木まで。

 

定年退職後に土地を買い

耕作放棄地となり荒れ果てていた土地を開墾して畑にしてきたご夫婦。

作って売って稼いでいく畑というよりは

どちらかというと自給自足的な農園ですが

ここまでいろいろなものができるものかというくらい種類があり

畑は、本当にその人が思い描いた通りに作れるものだと思いました。

 

今の私の畑を思い浮かべると

少し整然とし過ぎていて

もう少し遊びごころがあってもいいかもしれないなぁ。

こちらのご夫婦のように型にこだわらず自由な発想で畑作りができたら

もっとおもしろくなるだろうなと思いました。

 

その後、昔千枚田があったという新井(にい)の棚田へ。

 

ほとんどが耕作放棄地になってしまっていたものを

数年前から地元の方々が1年に5枚ずつ荒れた田んぼをおこし直し

千枚田を復活させるべく取り組まれているそうです。

 

眼前に海が広がる

素晴らしい棚田の景色。

かつてこの地に暮らす人々が

この景色を眺めながら田畑で疲れた体を休めていたかと思うと

不思議な感覚になりました。

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田植え☆2年目

5月最後の土日、

今年で2年目の田植えをしました。

 

去年に引き続き、大阪や京都、滋賀や東京などから

たくさんの方にきていただき

一緒に裸足で田んぼに入って育てた苗を植えました。

 

まずは引っ越した苗代にある苗を

ポットからぽこぽこと抜いてバケツに入れていき

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拓司さんから手植えの方法を伝授。

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ポット苗なのでもともと手植えには向いた苗ですが

 ①指三本で持つ。

 ②苗の根から1/3程度を泥の中に埋める。

 ③「差し込む」というよりは「泥に押し付ける」感じで。

という具体的なアドバイスをいただき、みんなで再確認。

 

苗の入ったバケツを持って、いざ田んぼへ!

( ↓ 1日目)

 

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( ↓ 2日目)

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去年もそうでしたが、皆さんとても上手で

1日目は大人11名+子ども1名で

7畝半ある田んぼの約半分を1時間半ほどで植え終わり

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2日目も、大人17名+子ども4名で残りを

あっという間に植え終わりました。

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そして、2日目の午前中に田植えが終わってから

去年同様、我が家でささやかながらランチタイム。

 

想定していた人数をはるかに超えた方々に来ていただいたので

台所も居間もバッタバタ。

慌ただしくて申し訳なかったです。。

今年はじめて来てくれた両親にも

台所仕事やら給仕やらをたくさん手伝ってもらい、

とてもありがたかったです。

なんとかみんなでお昼ご飯を食べて記念撮影。

(友人に撮ってもらった写真を拝借〜)

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今年もこうしてたくさんの仲間と

楽しく幸せな田植えを無事に終えることができて

本当に嬉しい!

苗も喜んでおります。

ありがとうございました!

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お引越し☆植え代かき

今週末に田植えを迎えます。

 

今日は田んぼの一角に作っていた苗代の苗たちを

すぐ隣の畑部分に移動して

植え代かきをしていただきました。

 

( ↓ 畑の一角に簡易の苗代をつくって

       この日をお待ちしておりましたとも。)

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上にかけていたカバーやらヒモをはずしてもらった苗たちは

なんとも堂々とした存在感!

開放感にあふれております。

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うほー

覆いがなくなって気持ちええやないかー

と言っておるようです。

うふふ。

もうすぐさらに開放的な田んぼに行くからね。

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苗代でプール育苗をするために使っていた畔並みシートをはずし

土を崩して田んぼの水をしっかり張ったあと

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拓司さんに植え代かきをしていただきました。

今年も、いえ、いつもいつも、お世話になってます!

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春起こしのあと、一ヶ月以上前から水をはり

コナギやヒエなどの雑草を生やして

植え代かきでそれをかき浮かばせる作戦。

 

なぜか去年よりヒエがずっと少なく大多数がコナギ。

あとはヒエとは違う種類のイネ科の雑草がたくさん。

 

ヒエが少ない分、背丈は去年ほどないのですが

コナギの根が思っていた以上にしっかり張っていたため

浅く耕運するトラクターの刃では除草しきれず

わざわざ深く耕運できる刃に替えて

丁寧に代かきしていただきました。

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人の田んぼのことなのに

どうしてこんなに真剣に、そして楽しそうに仕事ができるのだろう?

私は今まで一度でも

こんなふうに人のことに一生懸命したことがあったかしら?

 

そんなことを思いながら、

苗代で使っていた道具類を横の水路で洗いました。

 

これらも、去年に引き続き拓司さんからお借りしているもの。

ありがとう、また来年よろしくね、と

洗ってきれいにするこの作業がとても好きです。

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覆いに使っていたラブシートも

2年目の役目を終えてだいぶ汚れが目立ってきましたが

来年に向けて洗って電柵に干しました。

風に吹かれてあっっっという間に乾きました。

今日も降りそうで降らない空模様です。

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植え代かきを終え、残りの時間は

昨日終わらなかったさつまいもの畝を完成させました。

 

雑草を刈り終え、

去年は不均一だった芋の形が少しでも食べやすい形になるように

土全体を軽く起こして畝を高くし

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上から刈った雑草をかぶせていきました。

( ↓ 片側だけかぶせた状態。名づけてツートンうねカラ〜。

  なんかいい感じ。思わず写真を撮ってしまった。)

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足りない部分は

隣で生い茂っているカラスノエンドウを刈って少々拝借。

 

カラスノエンドウ、ものすごい繁殖力を見せております。

実は天ぷらなどにして食べられるようなのですが

これほど繁殖し、種を実らせるほど育ってしまっては

おそらく硬くておいしくないでしょう。

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なんとかかぶせ終わって完成〜。

これで今晩の一雨があれば

土もいい具合に湿り、その状態を保つことができて

さつまいもの苗にはいいコンディションになりそう、かな。

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おまけ。

 

佐渡ヶ島にしかないっちゅうドグダミがあるんやけど

植えてみーへんか〜」と地元の長老的おじいちゃんにいただいた

八重のドグダミ。

 

水が好きだけど

水に近すぎても嬉しくないらしいので

水路から少し離れた場所に植えてみました。

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ちなみに、八重ではありませんが、

実家の母は庭に生い茂るドクダミの葉を使って

ドグダミ化粧水やドグダミ茶を作り

有無を言わさず送ってきてくれます。

 

もちろんありがたく使っております。

 

八重のドグダミの効能はどうなのだろう?

うまく根づいて繁殖してくれたら作ってみようかしら。

その前に、

これから生い茂る雑草と一緒に刈ってしまいませんように!

もじゃふわ☆雑草と土

昨晩は1週間以上ぶりに雨が降りました。

畑に植えられたばかりの野菜たちとともに待ちに待った雨です。

が、降ったのはほんの少しだったようです。

ちょっと残念。

もう少し降ってほしかったなぁ。

 

野菜を作りはじめる前は

どのくらい晴れの日が続こうが、雨が続こうが

たいして気にならなかったのに

特に野菜の種をまいたり苗を植える春や秋は

はらはらするくらい天気が気になるようになってきました。

 

・・・いや。

はらはらはちょっと言い過ぎだ。

以前よりはかなり、くらいかしらねぇ。

この時期、スマホのお天気アプリを

1日に何度も見てしまうのは間違いないですが。

 

定植後、しっかり根を張ってもらうために

基本的に水やりはしていません。

 

なので、ちょうど前回の雨あがり直後に植えたピーマンたちは

湿った土からたくさん水を吸って晴天続きの中とても元気そうでしたが

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トマトやきゅうりたちは水をほしがって

かなりしんどそうでした。

(見にくい写真ですが、右側がきゅうり、その左手がトマトくんたち)

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昨晩の雨は少量ではありましたが恵みの雨には違いなかったようで、

もうダメかも?と思っていた拓司さんハウスのトマト苗たちが

今朝は元気な濃い色の新芽を出していました。

トマト、強いです。

 

 

そんな雨あがりの薄曇りのなか、

今日はさつまいもを植える畝の準備をしました。

 

緑肥を刈り敷いて夏野菜を植えているエリアは

畝立てをしていないので

きっとさつまいもには適さないだろうと思われ

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去年畝立てをしてもらいナスとマメを作ったあと

冬の間ずっとほったらかしていた畝を使うことにしました。

 

土づくりのレベルとしてはまだまだだと思いますが

ぼうぼうに伸びた雑草を刈って土に触ってみると

思ったよりも柔らかい土になっていました。

 

夏に野菜を作り、その後雑草がすくすくと育っていた土は

たくさんの植物の根が張り耕され、生き物が住み、

田んぼから転換した直後とは全然違う状態になっているんだなぁと

改めて感動しました。

(この穴はモグラか?モグラも耕してくれていたのか??

 それは困るなぁ〜。)

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今年はサツマイモ苗の垂直植えにチャレンジしたいと思い、

畝を高くする前にとりあえず覆っていた雑草を刈っていくと

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覆っている雑草の一部がとてもおもしろい。

 

もじゃもじゃした小さな雑草

おそらく大きな雑草の下になって枯れており、

その下にふわふわした根っこ、そしてふわふわした土が出てきました。

 

触っていても楽しくなるくらい、もじゃふわなのです。

 

このもじゃふわがあることによって

土の湿度は保たれ、もじゃふわな根っこによって土の柔らかさや

排水もできていったのではないだろうか。。。

( ↓ 茶色く枯れているのが「もじゃ」。

  見えませんがその下に「ふわ」な根っこ、そして土。 )

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それにしても

こんな働きをしてくれていた、このもじゃふわのことを

私は「雑草」というくくりでしか知らない。

 

それでいいのか!

あまりにかなしいではないか〜!

 

ということで、帰ってからネットで調べてみました。

 

どうやら、「ノミノツヅリ」という名前のようです。

枯れる前の写真がなかったで

http://www.geocities.jp/wistariaphotography/weed.htmlよりお借りしました。

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そうそう!

こんなふうに可愛らしい小さな花がたくさん咲いていたっけなぁ〜。

 

ノミノツヅリ。和名「蚤の綴り」。

蚤が着る短い衣のような小さな植物、という名前の意味だそうです。

 

畑の中の雑草と呼ばれているたくさんの植物のこと、

彼らと土の関係、そこに住む生き物のこと、

知らないことばかりですが

ちょっとずつでも知って馴染んでいきたいと思いました

 

それが、おいしい野菜を作っていくことや

その野菜を愛情込めて誰かに届けていくことにつながっていく気がするなぁ。

 

何より畑にいることが

さらにウルトラ楽しくなっていくだろうと思うのであります!

 

 

田畑2年目☆の春

2016年。

とても久しぶりのブログです。

 

丹後は新緑の春。

お借りしている田畑での米と野菜づくりも

2年目を迎えました。

 

今年も、有機栽培の種もみを購入して

3月の終わりに塩水選という選別作業をし、

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田んぼに苗代をつくって

苗を育てています。

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今年は5月に入ってからもなかなか気温が上がらなかったのですが

最近になってようやく水温が上がるお天気が続き

苗も青々と大きくなってきました。

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そして畑は、

去年1年間、イネ科とマメ科の4種類の緑肥をまいて

土作りをしてきた畑を使うことにしました。

 

まずは冬越しに蒔いて

しっかり育ってきた緑肥を手で刈って敷いていきます。

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もくもくと単純な作業ではありますが

久しぶりに汗をかき、体のスイッチが入る気持ちのいい作業です。

夏の緑肥を同じく刈って敷いた後の土の様子や

そこに住む生き物や雑草を観察しながら

1年前に田んぼだった土とは全く違っていることを感じます。

果たしてこれから育てる野菜にとって

育ちやすい土になっているのかどうかはまだまだ自信がありませんが。

 

午後から強い雨予報の今日は

午前中、大急ぎでトマトの苗を植えました。

 

今年も残念ながら苗作りはできなかったので

購入したりいただいたりした苗たちです。

お世話になっている拓司さんのハウスに

去年のこぼれ種で育ったトマトもいただいて移植しました。

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一面に刈り敷いた緑肥のなかのトマト。

今年はミニトマト、イタリアントマト、中玉トマトの3種類を

育てます。

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苗を買うにあたり町中のホームセンターや苗屋さんを尋ねましたが

やっぱりしっかりした苗を売っているのは苗屋さん。

値段はむしろ安かったりするのですが、

苗の元気さと根の回り方が全然違いました。

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底を巻くほどではありませんが

わりとしっかり根が回っていて

白くて元気な根っこです。

 

果たして、この土のなかで根を張っていけるでしょうか。

土づくりに関して

機械が無いなりに、不耕起なりに

もっとこうたいああしたいという思いはあれど実行できず

野菜たちにとってはきっと過酷な環境に違いありません。

せめて丁寧に観察して

彼らの状況に応じてできることをしていきたいと思います。

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それにしても畑は気持ちがいいです!

あっという間に時間が過ぎてお腹がすき、

毎日のご飯がとってもおいしいです。