家族で☆箱根〜
こんにちは!
しばらく田んぼの話が続いていたので
少し前のことになりますが
家族で箱根旅行に行った話を書きます。
箱根駅伝が大好きな我が家ですが
中でも「いつか一度は行ってみたい」と言っていた母のリクエスト。
「お正月に駅伝を見に行くのは人も多いし、宿もとれないし、ねぇ〜」
「みさこの田んぼや畑が忙しくなる前に、よし、今行こう!」
と年明けに宿を決めて計画しました。
久しぶりに乗った新幹線の車内では、
ガイドブックやスマホを片手に
母と二人、おいしいお店探しと問い合わせ、
予約する作業に没頭してあっという間の2時間でした。
のちほど、お店で食べたおいしいものの一部をご紹介します!
まずは、「こんなとこ行って来たよシリーズ」。
着いてまずご挨拶した、箱根神社。
芦ノ湖に近づいたとたんにまさかの雪〜!
3月中旬だったのですが、
地元の人も、「こんな雪はめったに降らない」と驚いていました。
二日目、天気も回復して行ってみた箱根美術館。
かなりこじんまりとしていますが、庭園が素敵でした。
館内では、桃山時代陶器や縄文時代の埴輪の展示。
とても良かったです。
特に埴輪は、
思わずぷぷぷ、と笑ってしまうようなおかしみのある表情だったり
うさぎ、とされているものの足がものすごく太くて長かったり、
思わず、突っ込みを入れたくなるものがたくさんあったのですが、
その当時の価値観で、真剣に作っていた人たちが
「みさこよ、わかるかね。これはね・・・」と
語りかけてくるようで、もっともっと見ていたくなりました。
間違いなく存在していた人たち、とはなかなかイメージできないほど
遠い時代に生きた人たちが作ったものが目の前に残っている。
それをこうして見ることができる、
すごい経験だなぁと思います。
家族とあーでもない、こーでもないと
好き勝手なことを言いながら見られる、というのも幸せなことです。
箱根の関所にも行ってみました。
関所の資料館に行って初めて知ったこと。
関所で厳し〜くチェックされたのは、
江戸から京方面に向かう人たちで
逆方向、京から江戸に入ってくる人はほとんどノーチェックだったということ。
そうだったの〜!なんとなく逆かと思ってた〜。
江戸に住まわされていた大名のお嫁さんが逃げ出して
大名自体が謀反をおこさないようにするためだったり、
奉公に出た娘が逃げ出して行かないようにだったり、
特に女子に対してはものすごーく厳しかったとのこと。
もちろん、今のように女子が好きなところに旅に出るなんて論外、だったとか。
生まれてくる時代と、場所は選べない。
本当にそうだなぁ。
さて、少し足を伸ばして湯河原温泉にも1泊。
私のリクエストで、湯河原梅林にも行ってきました。
ちょうど「梅林祭り」が終わった翌日に行ったので
見頃は過ぎてしまっていたのですが、まだまだ見事でした。
次、「こんなこと、してみたよシリーズ」。
これも、私のリクエストでぜひやってみたかった
箱根の伝統工芸、寄木(よせぎ)細工。
小さな木片を寄せて引っ付けてヤスリをかけて磨いて
いろんなものが作られています。
素敵なんです!
700円でコースターを作る体験ができる工房があったので
チャレンジしてみました。
使う木片の数はおよそ決まっていましたが
どんな形でも模様でも自由、というもの。
これが、おもしろかったなぁ。
自分が創造する楽しさももちろんですが、
家族それぞれの個性がしっかり出るのがおもしろい。
「母さんはね、いろいろしないのよ。」
・・・なるほど。規則正しい模様と形。
「あ、お姉ちゃんはグラデーションのきれいな配色ねぇ。」
・・・うん、確かに昔から美術は点数よかったなぁ。
「お、暁(ぎょう)くん(兄です。)、めっちゃ早い。もうできたん?」
・・・そう、昔から本当に容量がよく、頭がよく、何事もそつなく、早い(笑)。
「みさこ、それライオン?それともひまわり?自由ねー。」
・・・そう、私は何でもあり。思うままに(笑)。
そして、父はというと
「父さんはいいわ。見てるわ。」だって(笑)。はい、それもありね。
もうひとつ、今回の家族旅行で初めて体験して
みんなでものすごくはまったのは、卓球でした。
宿泊した宿の温泉の横に卓球台があり、
風呂上がりに姉妹でなんとなくチャレンジしてみたら、おぉ楽しい!
半分寝ていた母を起こして3人で汗をかくほど夢中になり、
翌朝はチェックアウトまで家族みんなでトーナメント戦。
どれほど楽しかったかというと、
その夜、生まれて初めて空を飛ぶ夢を見るほど楽しかったのです(笑)。
いやー、この空飛ぶ体験をした夢も、素晴らしかった!
めっちゃリアルに、ぽよよーんと飛んだのです!
(この話は長くなりそうなので、また機会がありましたら・・・)
さて、長くなりましたが最後に
「こんなもの食べたよ。おいしかったよ!シリーズ」で
締めくくりたいと思います。
初めて、開店前のお店に家族みんなで並んで入ったお鮨屋さん。
昔からほとんど外食というものをしない我が家でしたが、
その外食を、わざわざ並んでするなんてことは、さらにあり得ないことでした。
が、旅というのは、そういう非日常的行動を起こさせてしまうものなんですね。。
うーん、おいしかった!
丹後のお寿司もおいしいけど、日本海とは違うお魚だった!
旅の最後は青うなぎ、という珍しい種類のうなぎを食べました。
ものすごい人気のお店らしく、
電話で問い合わせたら
「お席の予約はできないのですが、うなぎの予約はできます。
売り切れになる前にうなぎの予約をされることをおススメします。」とのこと。
なんじゃそらー!
そして予約しました。食べました。
ふーっくらふわふわ。おいしかったです。
楽しくて、おいしくて、たくさん笑って
なんとも嬉しい時間でした。
家族みんな元気で、こんな旅行ができることがありがたい。
こんなに長くおつきあいしている家族だけど
まだまだ知らないことがあったり、驚きや発見があったりする。
もちろん、
そんなことで言い合いしなくてもいいのに、と思うこととか
私はそんなふうには考えないなぁと感じることとかもたくさんあるけれど、
そういうことも含めて
それぞれの存在が、どんどん愛おしく、大切になっていく気がする。
少なくとも私は、家族を通していろんなことを考えたり、
自分を見つめる機会をもらっていると感じています。
家族っておもしろいなぁ。
以上です。
おつきあい、ありがとうございました!