無謀な☆畑に
えーっ、
今ごろ夏野菜の種を播いたの〜?
収穫するころには夏が終わってるよー!
夏野菜はねぇ、
体を冷やすものだから
秋になって食べたらあんまり体によくないのよー。
特に女子は〜!
・・・お、おっしゃる通り。。。
有機農家女子の頼もしい先輩方からあきれられたり励まされたり。
結局は、余った夏野菜の苗をいただきました。。。
いろんな種類のミニトマトさん。
そしていろんな種類のかぼちゃくん。
双葉が黄色くなってきて
早く畑に植えてほしいよー!と言ってる苗たちなので
ストチュウに一晩ひたしてから
さっそく畑に定植することにしました。
ストチュウとは
水にそれぞれ1%の酢と焼酎をまぜてつくる液のこと。
いわゆる雨水の代用で
ミネラルやビタミン、アルコールが含まれているので
これを吸うことで苗の活力が高まり、定植後の活着がよくなるらしい。
土佐では全く使っていなかったので、今回初挑戦です。
バットや洗面器に液をつくって
苗にしっかりすわせます。
定植直後も、定植してからも
最低1週間は水やりをしないスパルタ方式でしっかり根をはらせるため、
定植前日に1週間分の水を吸わせるのです。
とは言え、
堆肥も入れず、田起こししてそのまま畝立てしただけの土に定植。
だ、大丈夫かな〜。
ずーっと天気が続いて、土もカラッカラ。
まるで荒野のようだ。。。
いけるか?トマトっ!
かぼちゃたちには、
せめて株周りに草マルチ。
無謀ながら
こんな畝に直接種まきもしました。
おくら。
去年の秋、有機農家の青木さんから自家採取の種をもらった
たしか、島オクラ。
そして大好きなごぼう。
つくづく、
しっかり考えて計画をたてないと
こういう無謀なことしかできなくなるんだなぁ、、と痛感しました。
そう、
田んぼに関しては、いろいろ調べて綿密に計画したので
おおむねその計画通りに本当に順調に物事が進むのです。
人は、イメージした通りにしかものごとを行えない
と聞いたことがありますが
その通りだなぁ〜と思いました。
イメージ、
そのための勉強と計画づくりはめっちゃ大事。
野菜たちよ、すまん!
畑をば☆
畑をば、ですとも。
田んぼと畑の作業を通して
あらためて自分を知りました。
ひとつのことに集中していると
ほかのことにアタマが回らない。
ゆえに
初挑戦の田んぼのことを
一生懸命考えてる間、
畑のことはまったく進んでないぞ〜!(笑)
というわけで
苗づくりがようやく一段落したところで
少しずつ、畑にスイッチを。
まずは、
5月あたまになってようやく
夏野菜の播種・・・あはは。
土佐では2月中に播種していたものを
こちら京丹後のご近所農家さんも3月には播種してたものを
この5月に!
このとき、少し考えました。
「あまりに遅すぎるし、種ももったいないし、
今年はもう、苗を買おうかな」
「夏野菜つくるのやめて、秋からにしようかなぁ」
しかしです。
やっぱりやってみたくなりました。
何事も、
やってみなくちゃゼロのまま。
というわけで
72穴セルトレイに種を播きました。
トレイに培土を入れるあんばいも
じょうろで水をかけて土を湿らせる具合も
指でくぼみをつくって播種するのも
土佐でたくさんやってきたけど、1年以上ぶり。
なので・・・忘れてます。
すっかり。
人間、いや私って
こ〜んなに忘れるんだというくらい忘れてました。
土佐のときのメモや
師匠の本や、ネットを調べて確認したりして
なんとか播種完了。
種は、
有機農家なかまさんからいただいた
こんな種とか
種を自家採取できる、こんな種とか。
本来の育苗はハウスの中がベストですが
ハウスはまだないので
新聞をかけて、軒先の暖かいところで。
夜間は玄関に入れて。
ただひたすら
芽が出てくれますように!
さらに
畑部分の半分は1年を通しての土づくりをすることにして
緑肥を播きました。
緑肥とは、
栽培している植物を、収穫せずにそのまま田畑にすきこみ
つまり植物と土を一緒にして耕し、
あとから栽培する作物の肥料にすること
またはそのための植物のこと(Wikipedia)。
効果はいろいろありますが、
田畑にすきこまれることで、土の中の微生物のエサになり
微生物が繁殖して土の構造がよくなります。
私はいろいろ検討して
次の4つの種類の緑肥をミックスして播くことにしました。
まずは
イネ科の2種類。
イネ科の根っこはすごい。
何年も何年もトラクターを走らせて
硬い板のようになってしまった土の硬板層を突き破って
根っこをはり、土を耕してくれる(らしい)。
エンバク。湿地に強い水田跡地むき。
ソルゴー。
そしてマメ科の2種類。
マメ科の植物には、
空気中の窒素を地中内に取り込んでくれる
窒素固定菌というものが根っこにやって来てくれる。
ようするに、マメ科を育てたあとの土は
肥沃な土になっている、ということ(らしい)。
クロタラリア。
この子は、乾燥したところを好むマメ科の緑肥。
そして、セスバニア。
こちらは湿地を好むマメ科。
4つを混ぜて
美しいグラデーションになったこの種たちをまきます。
こんなふうに
乾燥が好きなものと
湿地が好きなものを混ぜて播くことで
乾いたところも湿ったところもまんべんなく
緑肥が生えてくれるはず、という作戦。
考えた人、すごーい。
鍬で軽く溝を作って
4種類のミックス緑肥をまき
上から軽く土をかぶせて
足で踏んでしっかり鎮圧。
ふへ〜。
鍬が慣れていないこともあるけれど
約18mの長さを2条、播種して覆土、鎮圧するのに
1時間半もかかってしまった。
これを、地道に
25条くらい播く予定。
でも、楽しいものだなぁ。
ひとりきりで作業をしていると
いろんな鳥の鳴き声が聞こえてきて
ときおりふわっと気持ちのいい風が吹き、
顔を上げると夕暮れの田んぼ。
幸せです。
らららん☆picnic!
5月に入りました。
植えたコシヒカリが新芽を出すように
丹後のあちこちが新緑真っ盛りの季節を迎えています。
そんな今日は、picnic!!
丹後は600m程度の小さな山が
ぽこぽこと点在している地形なのですが
きれいな川があったり、海があったり
アウトドアには最適。
日頃がっちり山登りするひとじゃなくても
ちょこっと上れば丹後半島を一望できる景色が味わえたり。
そんな丹後のアウトドアを愛し、
発掘、発信していこうというメンバーとともに
アウトドアランチを堪能するpicnicをしました。
今回はミーティングをかねて
アウトドアランチを試食しよう!ということで
会場は近所の公園。
それが期待以上にとってもよかった!
仲間が持って来てくれたこのカラフルなフラッグ。
わくわくテンションが一気に上がりました(笑)。
料理教室も開催するほどの料理プロな仲間が
つくってくれた丹後の食材ランチ。
こんな場所で食べると一層おいしい〜!
おなかいっぱい食べたあとは
ミーティングもそこそこにまったりタイムを満喫。
おいしいものを食べたら
いろんなアイディアも浮かぶかと思いきや
血液はアタマではなく全部イチョウに行ってしまったもよう。。(笑)
農のわくわくとはまた違った
わくわくタイム。
いいです!
発芽☆オン!
4月なかば
コシヒカリを苗代に並べてから4日目。
どうかな?どうかな?と
シートの下をのぞいてみました。
むむむ!
まちがいなく発芽の気配〜!
さらに翌日。
朝早くに苗を見て、葉先に水滴がついているのは
土の水分が十分足りている証拠。
と、土佐で習いました。
さらにさらにその翌日。
おぉ〜!
こんなにきれいに発芽が揃うのは
温湯消毒したあとじっくり浸水させて
一晩30℃で温め、種を発芽直前までの状態にした作業のおかげ。
実際に作業をして実感すると、
その作業の意味を改めて感じます。
私くらいの小さな田んぼは
無理して発芽をそろえる必要はないかもしれないけれど
大規模米農家さんにとっては欠かせない作業だろうなぁ。
さて、根っこはどうかな?
とのぞいてみました。
さすがイネ科、まっすぐ下へと伸びています。
すごい!
葉っぱと根っこはつながっている、
葉っぱが元気なら根っこも元気。
これも納得です。
ここまできたら一安心。
発芽のために掛けていた保温保湿用シートをとって
ラブシート1枚のトンネル掛けにチェンジ。
少し水を張って根っこから水分を吸収できるようにする、
プール育苗開始です。
まだ苗が小さいので、ごく浅めに張って溺れないように。
このトンネル、
日中はオープンにして苗をしっかり緑化させ、
お日さまだけでなく雨風にしっかりさらして
強くたくましい苗に育てます。
夜は柔らかい葉っぱが大好きな鹿に食べられないよう
しっかりクローズします。
拓司さんが田んぼ周りに電気柵をしてくださったけれど
人間と同じ、おなかが空いた動物たちは油断できません。
苗代着地、8日目。
日ごとにビュンと力強く伸びる若葉たち。
嬉しくてかわいくて仕方がありません。
エネルギーをもらって
わたしもスイッチオンです!
よーし。
苗代へ☆着地!
こんにちは!
再び、田んぼと畑のブログに戻ります。
さて4月中旬、
コシヒカリの種まきと同時に
田植え予定の田んぼに水をはりました。
通常のお米農家さんならば
こんなに早く水をはりません。
春、暖かくなってきたら田んぼを荒起こしし
その後は田植えの直前に少し水を張って植え代かき、
そして田植えです。
5月末予定の田植えまでには1ヶ月半以上もあるのですが、
この時点で水をはったのには理由があります。
農薬を使わないでお米を栽培するとき
一番の難点は、田植え後にやってくる雑草を
いかにして抑えるか、ということ。
中でも、
米と同じイネ科のヒエ。
米よりも背丈が高く、田んぼの中で飛び抜けて出ている
イネ科っぽい植物があれば、たいていこのヒエです。
(これはこれで栄養豊富な雑穀なんですけどねー)
そして、難敵、コナギ!
こんなふうにびっしり水田に生えてしまったら
稲に必要な養分は吸い取られ
稲がしっかり育たない〜。
そこで土佐の米師匠から教えてもらった雑草抑止方法に
チャレンジしてみることにしました。
田植え前、少なくとも20日間は水を張り、
水田にある雑草の種子をある程度発芽させ、
植え代かきのときにそれをかき取る作戦です!
種の発芽にはある程度の温度が必要で
4月中旬はまだまだ水温が上がらないのですが
EM活性液なるものを作って田んぼに投入し
発芽促進をめざします。
EMとはEffective Microorganismsと言われるもので
乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体としたいわゆる善玉菌の集合体。
賛否はいろいろありますが
有機無農薬1年目として、そのちからをお借りすることにしました。
EM-1という濃密EM菌液のようなものに
糖蜜と水を加え、できるだけ高温になる場所にひなたぼっこさせて
発酵させ、EM活性液をつくります。
4月中旬の入水時に第1回目が投入できるよう
3月末にしこみました。
10アール(1反)あたり20Lをめやすに間隔をあけて
田植えまでに2回入れます。
発酵が進んでpHが3くらいになるのが目標。
pH試験紙でチェックです。
なんとか合格!
田んぼの水温も毎日チェックして記録です。
田植え前に雑草が発芽してくれますように!
さて!
そして、先日種まきしたコシヒカリポットを
苗代に着地させるべく、苗代の整地をしました。
以前作っていた苗代はかなりデコボコだったので
田んぼのトロトロ土を使って
塗り壁のように整地しました。
きれいになったところに
稲作用の有機培土を厚さ3cmで敷き詰めます。
今回は時間がなくて購入した培土ですが、
来年の分は自作で準備したいなー。
ポットを並べる前に根切りネットを敷きます。
今回は寒冷紗という育苗の日よけに使う黒いネットを使いました。
こうすることで、
地面に伸びた根をある程度切って田植えしやすくするようです。
ポットを並べて行きます。
手前から並べて、その上にベニヤ板を敷き
上から乗ってポットを苗代にしっかり密着させつつ
順に並べていきます。
このベニヤ板、
お世話になってる米農家、拓司さんが貸してくれたもの。
よく見ると走り書きが。
「がんばろう!おもろげ座」。
おもろげ座とは
拓司さんが村の有志とともに作っている
おもしろおかしい劇団のこと。
このベニヤ板はその小道具として使っていた一部のようです。
こんな板を貸してくださるとは、、、。
そして、それを踏みしめつつポットを並べたのであります。
...拓司さん、ありがとうございます!
無事にポットが並びました。
隣で水を張った水田が優しく見守ってます。
ポットの下から水がしたたり落ちるまで
じょうろを使ってしっかり水やりします。
最初は土が水をはじくので、時間を置きながらかけます。
播いた種が浮き上がって来るのを指で土の中にもどしたりしながら
全体がしっかり湿るまでかけます。
発芽するまでの数日間分の水をここで補います。
そのあと保湿と保温のために
ラブシートとシルバーシート、2枚のシートを掛けて完成。
うまくいけば、
5〜6日後には発芽するはず。。。
とりあえず、ここまではなんとかできた〜!
なんとも嬉しいものです。
あとはただただ無事に発芽することを祈るばかり。
家族で☆箱根〜
こんにちは!
しばらく田んぼの話が続いていたので
少し前のことになりますが
家族で箱根旅行に行った話を書きます。
箱根駅伝が大好きな我が家ですが
中でも「いつか一度は行ってみたい」と言っていた母のリクエスト。
「お正月に駅伝を見に行くのは人も多いし、宿もとれないし、ねぇ〜」
「みさこの田んぼや畑が忙しくなる前に、よし、今行こう!」
と年明けに宿を決めて計画しました。
久しぶりに乗った新幹線の車内では、
ガイドブックやスマホを片手に
母と二人、おいしいお店探しと問い合わせ、
予約する作業に没頭してあっという間の2時間でした。
のちほど、お店で食べたおいしいものの一部をご紹介します!
まずは、「こんなとこ行って来たよシリーズ」。
着いてまずご挨拶した、箱根神社。
芦ノ湖に近づいたとたんにまさかの雪〜!
3月中旬だったのですが、
地元の人も、「こんな雪はめったに降らない」と驚いていました。
二日目、天気も回復して行ってみた箱根美術館。
かなりこじんまりとしていますが、庭園が素敵でした。
館内では、桃山時代陶器や縄文時代の埴輪の展示。
とても良かったです。
特に埴輪は、
思わずぷぷぷ、と笑ってしまうようなおかしみのある表情だったり
うさぎ、とされているものの足がものすごく太くて長かったり、
思わず、突っ込みを入れたくなるものがたくさんあったのですが、
その当時の価値観で、真剣に作っていた人たちが
「みさこよ、わかるかね。これはね・・・」と
語りかけてくるようで、もっともっと見ていたくなりました。
間違いなく存在していた人たち、とはなかなかイメージできないほど
遠い時代に生きた人たちが作ったものが目の前に残っている。
それをこうして見ることができる、
すごい経験だなぁと思います。
家族とあーでもない、こーでもないと
好き勝手なことを言いながら見られる、というのも幸せなことです。
箱根の関所にも行ってみました。
関所の資料館に行って初めて知ったこと。
関所で厳し〜くチェックされたのは、
江戸から京方面に向かう人たちで
逆方向、京から江戸に入ってくる人はほとんどノーチェックだったということ。
そうだったの〜!なんとなく逆かと思ってた〜。
江戸に住まわされていた大名のお嫁さんが逃げ出して
大名自体が謀反をおこさないようにするためだったり、
奉公に出た娘が逃げ出して行かないようにだったり、
特に女子に対してはものすごーく厳しかったとのこと。
もちろん、今のように女子が好きなところに旅に出るなんて論外、だったとか。
生まれてくる時代と、場所は選べない。
本当にそうだなぁ。
さて、少し足を伸ばして湯河原温泉にも1泊。
私のリクエストで、湯河原梅林にも行ってきました。
ちょうど「梅林祭り」が終わった翌日に行ったので
見頃は過ぎてしまっていたのですが、まだまだ見事でした。
次、「こんなこと、してみたよシリーズ」。
これも、私のリクエストでぜひやってみたかった
箱根の伝統工芸、寄木(よせぎ)細工。
小さな木片を寄せて引っ付けてヤスリをかけて磨いて
いろんなものが作られています。
素敵なんです!
700円でコースターを作る体験ができる工房があったので
チャレンジしてみました。
使う木片の数はおよそ決まっていましたが
どんな形でも模様でも自由、というもの。
これが、おもしろかったなぁ。
自分が創造する楽しさももちろんですが、
家族それぞれの個性がしっかり出るのがおもしろい。
「母さんはね、いろいろしないのよ。」
・・・なるほど。規則正しい模様と形。
「あ、お姉ちゃんはグラデーションのきれいな配色ねぇ。」
・・・うん、確かに昔から美術は点数よかったなぁ。
「お、暁(ぎょう)くん(兄です。)、めっちゃ早い。もうできたん?」
・・・そう、昔から本当に容量がよく、頭がよく、何事もそつなく、早い(笑)。
「みさこ、それライオン?それともひまわり?自由ねー。」
・・・そう、私は何でもあり。思うままに(笑)。
そして、父はというと
「父さんはいいわ。見てるわ。」だって(笑)。はい、それもありね。
もうひとつ、今回の家族旅行で初めて体験して
みんなでものすごくはまったのは、卓球でした。
宿泊した宿の温泉の横に卓球台があり、
風呂上がりに姉妹でなんとなくチャレンジしてみたら、おぉ楽しい!
半分寝ていた母を起こして3人で汗をかくほど夢中になり、
翌朝はチェックアウトまで家族みんなでトーナメント戦。
どれほど楽しかったかというと、
その夜、生まれて初めて空を飛ぶ夢を見るほど楽しかったのです(笑)。
いやー、この空飛ぶ体験をした夢も、素晴らしかった!
めっちゃリアルに、ぽよよーんと飛んだのです!
(この話は長くなりそうなので、また機会がありましたら・・・)
さて、長くなりましたが最後に
「こんなもの食べたよ。おいしかったよ!シリーズ」で
締めくくりたいと思います。
初めて、開店前のお店に家族みんなで並んで入ったお鮨屋さん。
昔からほとんど外食というものをしない我が家でしたが、
その外食を、わざわざ並んでするなんてことは、さらにあり得ないことでした。
が、旅というのは、そういう非日常的行動を起こさせてしまうものなんですね。。
うーん、おいしかった!
丹後のお寿司もおいしいけど、日本海とは違うお魚だった!
旅の最後は青うなぎ、という珍しい種類のうなぎを食べました。
ものすごい人気のお店らしく、
電話で問い合わせたら
「お席の予約はできないのですが、うなぎの予約はできます。
売り切れになる前にうなぎの予約をされることをおススメします。」とのこと。
なんじゃそらー!
そして予約しました。食べました。
ふーっくらふわふわ。おいしかったです。
楽しくて、おいしくて、たくさん笑って
なんとも嬉しい時間でした。
家族みんな元気で、こんな旅行ができることがありがたい。
こんなに長くおつきあいしている家族だけど
まだまだ知らないことがあったり、驚きや発見があったりする。
もちろん、
そんなことで言い合いしなくてもいいのに、と思うこととか
私はそんなふうには考えないなぁと感じることとかもたくさんあるけれど、
そういうことも含めて
それぞれの存在が、どんどん愛おしく、大切になっていく気がする。
少なくとも私は、家族を通していろんなことを考えたり、
自分を見つめる機会をもらっていると感じています。
家族っておもしろいなぁ。
以上です。
おつきあい、ありがとうございました!
種まき☆まきまき〜
さぁーて!
少しずつ準備してきた種もみを、
ようやく種まきします。
お米の苗づくりには本当にいろんな方法があります。
私が知っているだけでも・・・
①昔からのやりかた
苗代(田んぼの脇に苗をつくる場所をこしらえる)に、
直接、種もみをパラパラとまく方法
②多くのお米農家さんのやりかた
箱状の育苗箱に、種もみを播いて
苗代、またはハウスの中で育てる方法
③私が選んだやりかた
ポット状になっているトレイに、2〜3粒ずつ種をまいて
苗代に並べて育てる方法
ポットはこちら!
1枚に448個もの穴があいております。
この穴に2〜3粒ずつ種を手播きしていくというのは
とても時間を要する作業なので
どう考えても箱状の育苗箱に種まきする方がラクチンです。
あえてこの方法を選んだ理由は、
①私は田植えを手植えでしたいと思っているので
このポットのように1つ1つの苗を手で抜き取りやすい方が
後々ラクチンだと考えたこと。
②単純に、土佐自然塾で米づくりを習ったときにこのポットを使っていたから
なじみがあること。
でした。
さて、種まき。
まず、ポットに培土を入れます。
入れるのは簡単なのですが、
種を入れて覆土する(土で覆う)ために
満杯にいれた土を8割程度までかき出す作業が少し手間がかかりました。
いろいろ試した結果、
長年使っているほうきが一番早く無駄なく土をかき出せることがわかって
少しずつスピードが上がりました。
そのあと、種まきです。
2〜3粒ずつ播いて行く地味〜な作業。
あー、こういう作業好きだわぁ〜とつくづく思います。
が、ずーっとやっているとさすがに疲れてきます。
種まき機という機械が開発され普及していった経緯が
ほんのすこし実感としてわかってきました。
一方で、
最初は2〜3粒ずつをうまく入れられなくて
4粒入れてみたり、1粒しか入らなかったりしていたのが
だんだん慣れてくると指の間隔で
ちょうど2〜3粒をうまく入れられるコツのようなものがわかってきます。
これはこれで、とても嬉しいことだなぁと思うのです。
手でやるのは大変だ、ということが実感としてわかった今回、
さてさて、来年はどういう方法を選択しようか、
したくなるだろうか、と今から少し楽しみです。
上から覆土用の土をかけ
なんとか予定していた30枚が完了しました!
このポットのサイズにちょうどいい受け皿(トレイ)がなかなかなくて
農家さんが急遽用意してくださった
サイズに合わせて切ったダンボール。
傷まないように、別の段ボールで角を保護して縛って
持って来てくださった。
・・・この、気遣い。
私に、というよりはダンボールを大事に扱いたいという思いの表れ。
感動してしまう。
すごいなぁ。とってもいいなぁ。
ありがたく、ポット敷きに使わせてもらいました。
あぁ〜、やりきったどー!
お湯で消毒☆浸水
こんにちは!
あんなことこんなこと
日々いろんなことがあるのですが
なんだかここではいつもお米の話になるなぁ。
なんでだろうなぁ。
いま一番むちゅ〜になっていることだからかなぁ。
すいません。
あまり興味の無い方も
もしよろしければおつきあいくださいませ〜。
3月30日、
先日塩水選して天日干ししておいた種もみを
お湯で消毒してから浸水させる作業をしました。
正確には、
いつもお世話になっているお米農家さんがするときに
私の種もみも一緒にやってもらったのでした〜。
少ないので、
台所のお鍋でやってもよかったのですが
農家さんが使っている機械も見てみたいと思って
お邪魔しました。
お風呂のあったかい版みたいに好きな温度に設定できて、
セットした時間で音がなるタイマー付。
本当にありがたい農家さんで、
「一番風呂を使ってもらおう思って、待っとったでー」と。
準備して待っていてくださいました。
本当にもう、言葉にならないくらい嬉しかったです。
さっそく、ちゃぷんっとお湯につけてもらい、
60℃、7分でお願いしました。
60℃は、種もみについた雑菌がある程度退治できて
かつ、お米のタンパク質を壊さない温度だそうです。
ブザーが鳴ったらお湯から出して水気を切り、
すぐに冷たい水にざぶーん。
粗熱をとって持ち帰り
ここから約2週間、
芽が出る直前の、ぷくっと鳩胸状態にふくれるまで
こまめに水をかえながら家でずーっと水に浸します。
丹後はまだまだ肌寒いので
水温を測ってみるとだいたい10℃前後でした。
2週間後、4月13日
ぷくっといー感じに膨れて来た種もみを
一晩、30℃くらいのお湯につけて、芽出しをしました。
これも農家さんのお米と一緒にお願いしました。
ちょっとわかりにくいですが、、、
芽が・・・見えますか?
こっちの方がわかりやすいでしょうか。
少し乾かして種まき直前の種もみ。
はひゃ〜
なんか、ひとつひとつが表情の違うキューピーちゃんみたいに
かわいいのです。
さぁーて、
次は種まきです!
苗代づくり☆チャレンジ
水稲の育苗にはいろんな方法があるのですが
私は、土佐自然塾で習った通り、
田んぼの一角に苗代を作って水をはる、
プール育苗という方法をしたいと決めていました。
3月17日、
珍しくいいお天気だったので、苗代づくりにチャレンジしました。
・・・本当は、種を播いてポットを並べる直前でも大丈夫だったようなのですが
勘違いしてしまっていて、この時期に苗代を作りました。
田んぼを貸してくださるお米農家さんが
苗代の面積分だけ軽く耕耘して溝を切り
畔波シート(水がもれないようにするためのシート)を設置してくださいました。
倒れないように両側から竹片で固定します。
予定の育苗ポットを並べる分の面積を
水糸という農業用の糸を使って寸法を計り、
鍬を使って土を整えます。
プール育苗という名の通り、
この土台の上にポットを載せ、そのポットが水に浸るようにしなければならないので
土を削り落として畔波シートの肩へ寄せて行く作業です。
久しぶりの農作業、
しかも、鍬は土佐自然塾でも一切使ったことが無かったので
全然上手に扱えず、体の変なところにちからが入っているのがわかります。
またそれも楽しからずや、です。
途中、ちゃんと水平になっているかを確認したくて
お願いして水路を開けてもらい、水を流し込んでみました。
水路の管理もこれからは自分の仕事。
溜める方法、水量を加減する方法、
きちんとやりかたを習います。
少しずつ水が溜まっていくのを確認しながら
平坦になるようにさらに土を削ります。
今まで畑の土を扱うことがほとんどでしたが、
田んぼの土はまさに泥土。重くてどっしりしています。
ようやく作業を終えたころには
太陽が西の山に沈んで見事な夕焼けでした。
田んぼのなかで時々休みながらの農作業。
久しぶりに汗をかきました。
いい一日だったなぁ。
塩水選☆チャレンジ
あっという間に1ヶ月がたちました。
毎日いろんなことがあり、充実した日々を過ごしています。
みなさんはいかがおすごしでしょうか。
丹後はこの二日、ようやく丸一日朝からずーっと快晴というお天気が続き
冬の間、西から低い雲が流れて来ては雨が降る曇天ばかりでしたが
これでようやく本格的な春が来たかなという感じです。
それでも、
まだまだ田んぼの土は乾かないので
今年田んぼから畑に転換する土地は、もうしばらく耕せません。
そんななか、
水稲の準備は少しずつ進んでいます。
3月10日、
まだまだ寒く、雪が降るなか
取り寄せた有機コシヒカリの種もみを塩水を使って選別する作業をしました。
用意したのは
種もみ、自然塩、塩水選計。
塩水を作って比重を計り
種もみの中で軽いものを選り分ける作業です。
塩水に沈んだ重い、実の詰まったものを種として使います。
比重計が思いのほか長くて用意したボールに入らず、
鍋にも入らなかったので、
そばにあった空き瓶を使ってなんとか予定していた濃度の塩水を作りました。
通常、お米を塩水選するときは
比重1.14くらいなのですが、
今回は有機水稲育苗ガイドブックにのっとって
比重1.17の濃い塩水を作ってみました。
浮いた種がたくさんあって
重い比重の種がほんの少しだけになってしまったらどうしようかと心配しましたが
9割程度はちゃんと種として使えそうです。
念のため、浮くか沈むか迷っているような種は
わかるように置いておいて一緒に種まきし、
苗が足りないようなら補植用に使わせてもらおうと思っています。
水気を拭き取って、しっかり天日干しして乾燥させ、
3月末の温湯消毒、浸種の作業にそなえます。
あぁ〜、なんだか1粒1粒がとってもかわいい!