雑草☆どうする?
苗代の引越しが無事にすんだら
早速代かきです。
田植えがしやすいように、
植えた苗が着地しやすいように、
土を均一にならしてトロトロ層をつくります。
そして同時に
作戦どおり、いや作戦以上に
育ちに育った田んぼの雑草たちを
一網打尽にする作業でもあります。
みよ、この雑草たちを!
犬の散歩で通りかかったおっちゃんが
「お〜、もう田植え終わったんかー」と声をかけてくれるほどに
育ったヒエ。
「おっちゃん、違う違う。これ雑草。
田植えはこれからやねん〜!」
よしよし。
ここまでしっかり発芽していたら作戦成功だろう〜。と
ほくそえんでいたのも束の間、
今年は5月でも異常に暖かくて雨も降らなかったせいか
雑草くんたち、予想以上にたくましく育ちすぎました。
代かきでちゃんと根こそぎ掻きとれるのか?
トラクターの刃に絡まらないだろうか?
などなど心配がいっぱい。
まぁ、とにかくやってみよう、
と拓司さんがトラクターに乗ります。
お、いいかんじです。
しかし、ここからがてんやわんやでした(笑)。
根っこごと浮いてくれたのは
おもにコナギ。
ヒエは成長しすぎていたからか、
恐らく掻きとられはしたもののほとんどが地中にもぐってしまったもよう。
まずはこの浮いたコナギをなんとかしなければ。
このまま田植えするわけにもいかんだろう、と
水をいっぱいいっぱいに張ったあと
一気に水路を開放して流し出す作戦を試みるも
今ひとつ流れてくれない。。。
目の細かいネットを持って田んぼの中を歩く
地引き網作戦をしてみても、ネットが水面を滑るだけで絡まらない。。。
土佐の師匠に聞いてみると
「流し出せれば一番えーろうけど
残っとってもお日さんに照らされて根ごと枯れるろう。
土にもぐってしまったヒエは光合成さえできんかったら
もういっかい芽を出すことはないきね。
心配ないがよ〜。」とのこと。
そうやけど、
そうやけどなぁ。。。。
結局、
レーキという草かき棒のようなもので
岸辺に寄ってきた浮き草を集めて取り除くという地道な作戦に。
ちょうど、東からいい風が吹いて
浮き草が西岸に集まってくれたのも幸い。
また、田んぼのなかに入って作業をしていると
代かきでは掻きとりきれずに残っていた雑草も見つけることができて
できるだけあまさず取り除くことができた。
上から見たら
浮き草で藻が浮いたように緑いっぱいだった田んぼも
なんとかきれいに水をはった田んぼに。
はぁ、やれやれ。よかった〜。
ありがたくおもしろかったのは
途中、事務仕事などが入って作業を中断した私に
拓司さんから
「昼頃とは反対向きの風になった、いい感じ!」
と田んぼの状況をちくいちLINEで連絡してくださったこと。
ほんとに二人でてんやわんやでした(笑)。
しかし、来年はもっといい方法を考えよう。
あんなこと、こんなことしてみたら
もっとすんなり取り除けるのでは。。。
いやいやまてよ、こんなに成長する前に一度代かきして
田植え直前にもう一度代かきした方がいいだろうか??
アイディアがいっぱい出てきます。
もう、わくわくと来年のことを考えてます(笑)。
ともあれ苗子よ、お待たせ!
とうとう、明日、着地やよー!
いろんな人が来てくれるって言ってるねん。
みんなで楽しくやろうね〜。